「大人になってもやっぱりなりたい!」という職業のランキングが発表されました。
“明日からなっていいよ”と言われたら、あなたはどんなお仕事がしたいですか?
■大人がなりたい職業 第1位は、男女とも“医師”
30代~60代の働く男女1500人を対象に調査された、BOSS「#大人がなりたい職業ランキング2022」。男性・女性の第1位が、同じ職業となりました。
それは、『医師』。男性は、パイロットも並んで1位となっています。
【男性】
1位 医師/パイロット
3位 公務員・官僚
【女性】
1位 医師
2位 看護師
3位 社長・起業家
性別や年齢、職業・キャリア、スキル、経済状況、家族構成・人間関係、居住地などの諸条件を一切考慮しない。もう何でも、「明日からなっていいよ」って言われたときに何がやりたいか。このようなランキングになりました。
■なりたい理由 求めるものは“やりがい”
「なりたい理由」は、「やりがいがある」が一番多く、次いで、「専門性が高い」、「好きなことである」が続きます。
医師になりたい理由
▼人を助けたい、役に立ちたい
▼コロナを経験して人の役に立つ仕事だと思ったら
社長になりたい理由
▼自分の好きなことを仕事にしたい
▼組織統率力を試してみたい
パイロットになりたい理由
▼人の命を預かる責任感
▼子どもの頃になりたかった職業
街の声も聞いてみました。
公務員(30代・男性)
「海外とかで、時間に縛られない仕事がしたいですね。自分のリズムで働きたいです」
保育士(60代・女性)
「え?好きなことやっていい?…じゃあ、『喫茶店のママ』かな。やっぱり人が好きなんですね」
会社員(30代・女性)
「今の仕事等にやりがいを感じていて、大変なことも多いんですけど楽しいと思ってるので、今の仕事をまたやりたいです」
■小学生がなりたいもの 『医師』の人気が上昇
それでは、子どもは何になりたいと思っているのでしょうか。
株式会社クラレによる「小学1年生が将来就きたい職業」を見てみます。
【2022年】
1位 ケーキ屋・パン屋
2位 警察官
3位 スポーツ選手
4位 消防・レスキュー隊
5位 医師
大人がなりたい職業で1位だった『医師』は、5位。
20年前の、2002年のランキングでは医師は10位だったので、人気が上昇していることが伺えます。
医師など医療職の人気について、早稲田大学 原克教授に聞きました。
▼コロナ禍を経て、医師や看護師などのエッセンシャルワーカーへの注目が高まったのではないか
▼人気は一過性のものとせずに、労働環境などの問題改善も考えていく必要性がある